日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ古谷議員:
次に、消防車両の更新について、伺います。今、消防車両、それぞれ車の種類ごとに更新のルールが定められています。本市で策定している更新ルール、超過している車両がどのくらいあるのかどうか、伺います。
坂野副局長:
車両の更新の基準でございますが、車種によって違いがありますが、たとえばポンプ車などの消防車は9年以上かつ10万キロ以上、救急車につきましては6年以上または10万キロ以上を更新の基準としております。現在、基準を超過した車両は、消防車221台中42台、救急車は64台中7台でございます。
古谷議員:
定められた更新ルールがあって、それをしっかり守るような更新スケージュール、ぜひつくっていただきたいというふうに思うんです。そういうふうに確立する必要があるというふうに思いますが、どうか伺います。
久保田消防局長:
厳しい財政状況の中、基準どおり更新できていないのが現状であります。エンジンオイルやバッテリーをメーカー推奨よりも早めに交換するなど、予防整備を進めるほか、日常の車両点検をきめ細やかに実施することで、警防活動に支障を来さないように対応しておりますが、できる限り車両更新を基準に近づけるよう、今後努めてまいります。
古谷議員:
よろしくお願いいたします。
古谷議員:
最後に、老朽化した防火水槽の更新について、伺います。
本市に2,670基の防火水槽があると聞いています。うち、戦前につくられたものが409基あるというふうに聞いています。大災害時には、そういったものがしっかり機能を果たせるのかというのが非常に心配です。これらをどう点検して整備していく方針なのか、伺います。
久保田消防局長:
防火水槽は、設置から50年が経過すると、コンクリートが劣化などの恐れがあるため、メンテナンスの実施が必要と考えております。そこで、昨年度、コンクリートの状態などについて、試行的に5基調査したところ、強度的強度等に問題のないものが2基、今後再整備の必要があるものが3基ありました。こうした結果を受け、コンクリートの状態などが良好なものは長寿命化補強の工事を行い、劣化しているものは再整備を行っていくものとしています。なお、今年度は30基の調査を実施中でございます。
古谷議員:
これも非常に財政との兼ね合いもあるんですけど、本当にそういうペースでは、いつ整備が終わるのかというのが、本当に分かりません。点検整備の数もっとペース上げていくべきだというふうに思いますが、どうか伺います。
久保田消防局長:
今後は、順次実施するコンクリート調査の結果を踏まえまして、メンテナンスに対応していく年度の平準化を図れるよう実施基数を定めて、計画的に実施していきたいと考えております。