日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ
古谷議員:
次に、横浜へのカジノ誘致について伺います。
カジノを含むIRの「特定複合観光施設区域整備法施行令(案)」が2月1日に総理官邸ホームページで発表され意見募集が呼びかけられています。この施行令について、ご覧になられた市長の見解を伺います。これを見れば、広大な面積規模と言い、様々な複合施設といい、あらためて山下ふ頭の再開発計画と一体化して見えてくるのは私だけではないと思います。
市長、白紙だと言いながら突然数か月後に山下ふ頭にカジノを誘致するなんてことは、市長はまさかしないと思いますが、念のために伺います。
大阪でIR構想が発表されました。大都市部でのカジノ誘致された場合の具体案が示されたわけですが、市長も読まれたと思いますが、感想を伺います。
横浜で施行令に沿ったIRを立地させるとしたら山下ふ頭しかないのではないでしょうか。市長、もし白紙だという言葉が真実の想いであるならば、一旦、山下ふ頭再開発計画は白紙に戻すことがその証明になると思いますがどうか。伺います。
林市長:
IRについてご質問いただきました。IR整備法施行令案についての見解ですが、IRの中核施設の具体的な基準や用件のほか、カジノのゲーミング区域の床面積の上限、カジノの広告物の表示等が制限されない施設、カジノ事業の免許等の欠格事由などが示されました。今回示された内容以外に政省令や規則などで定められた事項は多く、IRについて判断するには、今後も引き続き、これらの情報を収集分析することが必要と考えております。
大阪府と大阪市が公表したIR基本構想の感想ですが、大阪府と大阪市はIRについて積極的に検討されていると受け止めております。山下ふ頭開発計画とIRの関係についてですが、山下ふ頭再開発計画は、都心臨海部における新たな賑わい拠点となるハーバーリゾートの形成を目指すものでありIRが前提としておりません。IRについては政省令や規則などで定められる事項の多いため今後も、情報を収集分析し横浜市にとって一番良い方法は何かを考えまいります。