日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ6月25・26日の二日間、横浜市内4か所で、横浜市が昨年委託した「IR報告書その四」について、市民説明会が行われました。
その質疑の中で「横浜市はカジノについて白紙だと言っていたがこれでは明らかに推進することが当たり前のような報告になっている」と指摘を受けるほど、カジノについての肯定的な見解ばかり書かれています。
また「横浜市がこれからの少子高齢化の中で、税収が減るという現実がある。」「横浜の観光産業を見ると、日帰りが多く市内に宿泊する方は少ないことが課題」と繰り返し、強調します。あたかも、「だからIRが必要だ」と言いたいばかりに。
その際に示された資料で「横浜市の外国人宿泊者数」のデータがあり、その資料の表示の仕方があまりにも恣意的なため、それを指摘する質問も相次ぎました。
「矢印の表示の仕方がおかしいのではないか?これでは横浜市だけが横ばいの印象だが事実は1.7倍だということを過少に描き、全国の2.4倍を過大に描いているのではないか」と。
どうでしょうか?
さらに、元の報告書と昨日市民説明会で配布された資料と比べてみると、不思議なことが・・・。
元報告書の同様のページはこちら。
同じ報告書とは思えません。一枚目が市民説明会のもの。二枚目が公開されている報告書そのものの同じページ。
明らかに違う表じゃないですか!!
元の報告書(二枚目)の報告書だと全国は「1.21倍」で、横浜は「1.01倍」。これだとインパクトが足りないと思ったのか、わざわざ3年だったものを5年の表にして市民説明会に元報告書からすり替えた表を示したのです。
写真のすげ替えなどはたくさん発見しました。ほかの表もまだまだ細かな分析はしていませんが、まだ改ざんがあるかもしれません。
そこまでして、横浜市は市民に「IRは素晴らしいものです」と示したいのか!!
こんな市民をだますやり方は許せません。