日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ今日は、横浜市立ろう特別支援学校へ、荒木議員・北谷議員と一緒に視察。これは中川校長先生と。
大正15年に私立の聾話学校として開校し今年で97年目を迎えます。横浜市内では唯一の聴覚障害児の特別支援学校で、幼稚部から高等部までと、0歳児からの乳幼児教育相談や難聴言語通級指導教室があり、特にこの通級指導教室の需要はいま増えてきています。
生徒数は少しずつ減り始めています。これは、疾病の発生率が減ったわけではなく、全体の子どもの数が減っていることと、人工内耳などの技術が進歩して、普通学校に通える聴覚障害児が増えたとのこと。その代りに、普通学校に通う聴覚障害児のために、ろう特別支援学校の通級指導教室で指導し、普通学校にも出向き学校の教育環境をととのえたりするアウトリーチが増えているそうです。
教室は、馬蹄形の机の配置にして、必ず全員を見渡せるようにして授業を進めているそうです。
英語の授業では、英語の手話も学ぶそうです。
就労支援の機能も果たしています。
図書室はきちんと決まった司書さんがおり、いい雰囲気です。
聴覚測定室もあり、定期の検査も年に3回、その他にも補聴器などが不調な時に対応できるようです。
校長先生・副校長先生との懇談の中で、これからの課題としては、
①専門性の維持継承をどうするか
職員の異動もあり、専門家の配置が不可欠。県内にある4つのろう学校のうち、「言語聴覚士」「手話通訳士」の配置がないのはここだけ。なんとかしたい。
②増え続ける通級指導教室の需要を賄うための、スペースと人員を充足させることが重要。
改善が図られるように、これからの議会で求めていきます。