日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ古谷議員:
日本共産党、古谷やすひこです。北谷議員に引き続いて、市民局審査を行います。どうぞよろしくお願いいたします。
年間3万人の利用者があり、市内では代替施設のない、この鶴見川漕艇場が、6月下旬から川に浮かべている台船を係留する杭が、このスライド(スライド1)にあるように、腐食をしています。安全性が確保できないということで、利用の停止状態にあります。横浜市のボート協会さんが主催をする横浜市民体育大会も今年は中止になりました。また、市民のみなさんからもたくさん直接市に対して再開を求める声が寄せられています。市民局長のところにも届いているかと思いますが。代替施設が近くにないため、埼玉の戸田であるとか茨城県であるとかまで行っている人といるというふうに聞いています。
そもそも、今回は杭が腐食したということが発端でこういう事態になっているわけなんですが、水中にあるものですから必ずこれは劣化します。これは当たり前だと思います。さらに、この杭が腐食したのは今回が初めてではありません。1988年にこの施設がオープンして、2000年に杭が腐食をして、その杭を継ぐかたちで今回修理したものを使い続けているということであります。今回は、それ以上のスパンで今、使い続けていた状態になっていたということになります。とすれば、今回の経年劣化、予見できたのではないかというふうに思いますが、見解、伺います。
金澤スポーツ振興部長:
今回の係留杭はボートやカヌーに乗船するために必要な設備でございまして、損傷が認められたために、安全上の観点から漕艇場の使用を中止しているものでございまして、前回のとはちょっと違うというふうに思っています。
古谷議員:
前回は12年で腐食したんです。今回は15年経っているんです。そういう意味では、これはぜひ予見できたのではないかというふうに思っています。
これが、杭を上げた時のものなんですが(スライド2)、中身が、ちょっと暗いのでわかりませんけど、がらんどうになっているんです。ですから、こういう杭が継いで今度は作られるというふうになります。
こういったかたち(スライド1)で毎日毎日クレーンに釣り上げてこの台船がこの杭のところに上がっていくと。必ず擦れていきますから、こういう意味では必ず劣化します。どういうふうに点検されていたのか、伺います。
金澤スポーツ振興部長:
営業時間に合わせまして、ボートやカヌーに乗り移るための台船を杭に係留、取り外ししておりますので、その際に目視で杭の状況を確認しているということでございます。
古谷議員:
目視だけではちょっと足りないというふうに思うんです。そういうものは基準がつくられてたんでしょうか。
金澤スポーツ振興部長:
基準といいますか、目視で安全性の確認をしていたというような状況でございます。
古谷議員:
整備の基準があったのかないか、伺います。
金澤スポーツ振興部長:
整備の基準ということで申し上げれば、どういうふうになれば整備をしなければならない、そういうふうにすれば、何年経てば整備をしなければならないといったものはございません。
古谷議員:
整備の基準がないというふうに私も現場で聞いているんです。
ぜひ、本当に先ほど言ったとおり、市内に代替施設がなくて、かつ利用人数も多くて、そういう意味ではしっかり管理する必要があったんではないかというふうに思います。本施設が使えないことによる影響、どう認識されているのか、伺います。
西山市民局長:
先生ご指摘のように、今、安全性の観点から漕艇場の修繕が完了するまでの間、使用を中止しているところでございまして、6月から使用を中止しておりますので、この間ご不便をかけているというふうに認識をしております。
古谷議員:
早急に対応していただくよう要望して、質問を終えます