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国基準の半分しか支給していない消防団の出動報酬を改善せよ! ~10月5日 決算特別委員会・消防局審査 その三

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区役所消防署に消防団課の設置を

古谷:
次に、消防団について伺ってまいります。
この間、消防団員の装備品や報酬について、非常に充実してきているというふうに、私も現役の消防団員として実感をしております。しかしですね、まだ改善が必要なものも残されています。
例えば火災の現場などに出動した際に支給される出動報酬についてです。現在、本市で支給しているのは、火災では3,400円、訓練などでは2,400円となっていますが、国が算定している交付税単価は7,000円です。本市は、国基準の半分の水準。2011年の10月に交付税単価はあくまで標準的な額ではありますが、条例単価の低い市町村におかれましては、必要な単価の引き上げを検討するように消防長官から通知も出されています。どう改善していくのか、伺います。

久保田消防局長:
出動報酬については、市内全消防団長で構成する消防団長会で検討していただきました。その結果、出動1回あたりの報酬額の増額よりも地域からの要望による訓練や防災指導などの増加に対応できるよう、予算をしっかり確保することとのご意見をいただき、27、28年度に出動報酬の予算額を増額いたしました。出動1回あたりの報酬額については、他の政令都市の平均額とほぼ同水準となっておりますが、今後も他都市の動向を踏まえ、全消防団長会のご意見をいただきながら検討してまいりたいと考えております。

古谷議員:
質問を少し一つ飛ばします。消防局に消防団課ができて、非常に消防団をめぐる施策が進んできたと、私は思っています。局長の所感、伺います。

久保田消防局長:
25年の消防団等充実強化法の施行を受け、本市においても消防団のより一層の充実強化を図るため、27年度から消防局に消防団課を設置し、専任の課長を配置いたしました。これにより、従来よりも迅速かつ決め細やかな対応が可能になり、具体的には消防団員の確保対策に加え、器具置き場、積載車や小型動力ポンプの更新整備が加速できていることなどから、本市消防団の充実強化が着実に図られていると考えております。

古谷議員:
ありがとうございます。局長、消防団の実際の現場は、やっぱり行政区レベルだというふうに思います。本庁だけではなくて、やっぱり区レベルでも、消防署にも消防団課の設置、ぜひ進めるべきだというふうに思いますが、どうか伺います。

久保田消防局長:
消防署の執行体制につきましては、28年度、各消防署に消防団係を設置し、消防団業務にかかる体制強化を図ったところでございます。今後、その設置効果を十分検証し、消防所の執行体制をさらに検討してまいります。

古谷議員:
ぜひ検討いただきたいと思います。


2016-10-06 | ブログ消防団

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