日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ古谷議員:
日本共産党、谷やすひこです。党を代表して質問いたします。委員長、スライドの許可、願います。
まず、救急車の整備について伺ってまいります。前から、救急車が早く到着をするということがあっても、なかなか出発しないというご意見をよく伺うことがあります。
そこで、スライド(スライド1)をご覧ください。
救急車の現場の滞在時間について、一貫して延び続けています。その要因とその対策について伺います。
久保田消防局長:
現場滞在時間の延長は、高齢者の救急搬送の増加が最も影響していると思います。高齢者はコミュニケーションの取りづらさや身支度準備などにより、他の年代に比べて時間がかかる傾向にあるほか、医療機関に受け入れ照会する際の確認事項が増えることも原因の1つとなっております。これらの対策として地域包括ケアシステムとの連携や、高齢者福祉施設への申し入れにより、病症、かかりつけ医、緊急連絡先などの傷病者情報を救急隊が早期に把握できる仕組みを整備しているところでございます。
古谷議員:
そういうことが要因であるというふうにすると、今後の傾向としても滞在時間が増え続けるということになるのでしょうか。
久保田消防局長:
先ほど述べたような対策を講じているところでございますが、今後人口減少期に入ったとしても高齢者人口は依然として増加し、特に横浜市高齢者保健福祉計画に示されているとおり、在宅医療対象者が急増することなどを考えると、高齢者の救急搬送は増え続け、結果として現場滞在時間が延び続ける可能性は否定できません。
古谷議員:
そこで、なかなか効果的な対策というのは、なかなか難しいというふうに認識はしておりますが、まずは体制の問題として、国の消防力整備指針に従って救急車の整備率、これ100%、一刻も早くやっぱり達成すべきだと思いますが、どうか伺います。
久保田消防局長:
高齢化に伴い増加が予想される救急需要に適切に対応するため、救急自動車の整備指標を一日でも充足することが望ましいものと考えております。そのため、当局としましては、救急救命士の養成を確実に推進し、関係部局と調整を図りながら、増隊を進めてまいります。
古谷議員:
ぜひ一刻も早い整備の達成をお願いしたいと思います。