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リスクの高いマイナンバー制度からの撤退を国に求めよ!! ~予算特別委員連合審査での一問一答 その八

リスクの高いマイナンバー制度からの撤退を国に求めよ

古谷議員:
次に、マイナンバー導入による市民サービスの後退について伺います。
マイナンバー制度の情報漏えいについての問題ですが、以前市長は「市民のみなさまの個人の情報をしっかりと守ってまいります」とおっしゃっていました。制度が始まって、これまでの本市のマイナンバー関連で発生した情報漏洩事故について、所感を伺います。

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林市長:

 古谷先生、おっしゃって頂きました、これまでもマイナンバーの適切な管理に私自身は努めてきているというふうに思っておりましたが、今回の漏えい事故を発生したことは、大変申し訳なく思います。今後も事故原因に対応した注意喚起、研修などよって再発防止にしっかりと取組んでまいります。

古谷議員:

 この制度の費用の問題なんですが、導入から今までかかった総額の費用はいくらなのか伺います。

大久保総務局長:

 平成 27年度の決算及び28年度予算に計上されています各種システムの改修、またマイナンバーカードの作成交付など、関連経費の合計は約48億円となっておりまして、そのうち市費は約10億円でございます。また平成29年度の予算案では約13億円、うち市費として5億円を計上しております。内訳はシステム改修費などが約8億円、カードの交付や広報関係費として約5億円となっております。

古谷議員:

 これだけの費用をかけて、また、ランニングコストもこれからかかり続ける、コンビニ交付での莫大な手数料も払い続けることになります。
マイナンバー制度が導入されたことによって明らかに市民サービスが後退したという点があります。市長は「利便性の向上が見込まれております」と制度導入前に答弁されておりますが、実際は各種書類ごとにみれば記載事項が増えただけです。
また、市民に身近な行政サービスコーナーも無くす方向です。さらに大手パソコンメーカーがそろって「マイナンバー情報がパソコンに入っている場合は、引き取り修理は対応不可」という見解を出しています。マイナンバーの管理義務を生じさせないためですが、どうでしょうか、私は率直にいって不便になっていると考えますし、情報漏えいリスクも高まっていると思いますが、市長の見解を伺います。

林市長:

 横浜市では、平成29年1月からマイナンバーカードを利用した住民票等のコンビニ交付を開始したほか、子育てワンストップの取り組みを進めるなど、引き続き市民の皆様に利便性を実感していただくように取り組んでまいります。情報漏洩に対しては、本当に今回申し訳ございませんでした。国のガイドラインなどに基づくシステムのセキュリティ対応を強化してまいります。個人情報保護に対する職員の意識向上にもしっかりと取り組んでまいります。
マイナンバー制度は、国民の利便性向上や行政事務の効率化を実現するために導入された制度でございます。市民の皆さんや民間事業者、パソコンメーカーによる修理対応の拒否なんてお話が具体的に出ましたけど、民間事業者の皆様にも制度の趣旨をご理解いただければならないんじゃないかと思います。また、時間をかけてこれが効率が上がるようにしていくために、さらにですね、マイナンバーカードを普及していかねばならないと考えております。

古谷議員:

 さらに問題があるんです。毎年5月に事業所宛てに地方自治体が発送する従業員の税額通知書、これにマイナンバーが印字されることが検討されているということですが、大問題だと思っております。事業所に自らの意思で提出していない人の分まで通知されることになります。勝手にマイナンバー付きで事業所宛てに送りつけて、厳重な管理を求めるというのはおかしいと思います。
東京の自治体の中でも、約半分が記載をしないとして、それは「セキュリティの確保が困難だ」ということであります。税の情報とマイナンバーがそろって大量に紙で出回るリスクを市長、漏えいしたら責任とれるんでしょうか、見解を伺います。

林市長:

 最初のご説明どおりで、地方税法等において、個人住民税の特別徴収義務者に対して、従業員のマイナンバーを記載した税額通知書を送付しなければならないというお話がその通りだということでございます。横浜しては、法令に基づいて適切に対応するとともに、合わせて番号法に基づくマイナンバーを含む特定個人情報の漏えい防止対策を実施してまいります。

古谷議員:

 市長、今回の税額通知書の問題は、記載をしなくても国からはペナルティーはありません。だからやめるべきだと思います。国の指示に従って住民にリスクが及ぶというのであれば、市長、身体を張って国の間違いを正すことこそ市長がやるべきことではないかと思います。そしてリスクの高いマイナンバー制度からの撤退を国に求めることを要望したいと思います。


2017-03-23 | ブログ

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