日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ古谷議員:
次に、鶴見川中下流域の橋梁間隔短縮検討調査について、伺ってまいります。
ここでスライド(スライド3)をご覧ください。これは調査区域の中で、末吉橋と新鶴見橋にかかっていた水道橋であります。今年の1月7日で通行ができなくなり、その後撤去され、今はあとかたもありません。
そこで伺いますが、一般的には水管橋の点検道、この通行は制限されているというふうに思います。鶴見川にかかるこの水管橋が一般に開放され、供用されていたわけですが、それに至った経緯と、1日どれ位の方がこれを使っていたのか、伺います。
菅澤建設部長:
詳細な経緯は確認できておりませんが、水管橋は昭和29年に川崎市が整備し、整備当初から一般の通行を認めていたと聞いております。利用頻度につきましては、昨年度に区役所で調査したところ、1日約700人の方が通行しておりました。
古谷議員:
次のスライド(スライド4)をご覧ください。非常に狭いんです。点検道ですからね、元々。これ、だいたい90センチです。非常に狭く、このままでは本当は安心して渡ることができるとはちょっと言えないような橋だったというふうに思います。しかし、長年にわたって、今おっしゃられたとおり、平日でも700人の方がこれを渡っていたんです。逆にそれだけ必要性が高かったといえるというふうに思います。そこで伺いますが、今まで撤去された水管橋について、区や地元から出されていた要望、市はどう受け止めているのか、伺います。
手塚道路局長:
要望につきましては、これまで水管橋の存続を求める要望と、橋梁間隔が広い新鶴見橋から末吉橋の間に橋梁の新設を求める要望をいただいております。水管橋につきましては、耐震性や河川法に適合しないなどの理由から存続させることができず、現在川崎市による撤去工事が進められているところでございます。一方、新鶴見橋から末吉橋間における橋梁の新設につきましては、今年度、鶴見川中下流域を対象に、新設の必要性について検討を行い、新鶴見橋から末吉橋間を必要性が高い区間として選定しておりますので、今後新設に向けたより具体的な検討を進めてまいります。
古谷議員:
本市のマスタープランの中で、この末吉橋と新鶴見橋の橋梁間、どう指摘されているのか、伺います。
菅澤建設部長:
平成14年に策定されました横浜市都市マスタープラン鶴見区プランでは、「鶴見川の橋梁は川上で比較的少なく、対岸への移動が不便です」と指摘されており、鶴見川両岸の往来をしやすくするため、末吉橋、新鶴見橋間の水道橋の改修を検討するとともに、「末吉橋の架け替えにあたっては、歩道の改善を推進します」と記載されております。
古谷議員:
長い間、1日700人もの人が使っていた橋がなくなってしまいました。本市のマスタープランの中でも、今紹介していただいたとおり、「鶴見川両岸の往来をしやすくする」と指摘されている地域です。地元からも強い要望が出されています。それを受けて鶴見区としても要望を出しています。この場所への新たな橋梁の早期設置、本当に強く要望して、質問を終えたいと思います。