日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこハマ弁が1年余経っても喫食率2割も満たないことを直視し「給食」への判断を
古谷議員:
次にハマ弁について伺います。ハマ弁を提供して1年余りになりました。教育長は、お昼ご飯を食べない食べられない中学生の状況がどう変わったのか伺います。
岡田教育長:
生活環境により、昼食の用意が困難な生徒への支援は(H)29年9月末までに16名となっております。この数値は私としては予想外に少ない数字だと考えています。
古谷議員:
予想以上に少なかったと。私はハマ弁の無償提供の基準について新たなルールを作るのではなくて、すでに就学援助を受けている様な生徒については無償で提供することにしたらどうかと提案もしました。しかし新たな線引きを持ち込んで、ものの見事に無償提供はほとんど実効性がなかったと思います。失敗したわけですけどどう改善されるのか伺います。
伊東健康教育部長:
現在支援の基準としております昼食の用意が困難な生徒への支援ガイドラインにつきましては、関係部局とも検討を重ねて作成したものですので、このガイドラインをしっかり運用していくと考えております。一方で支援を受けている生徒が少ないという状況はありますので、このガイドラインについて学校現場で使いやすいものを作成し全教職員に配布して学校生活の様々な場面で教職員が気づいたら管理職に相談できるように工夫して参りたいと思っております。
古谷議員:
ぜひ実効性のあるものにしていただきたいと思います。
ハマ弁の栄養バランスについて次に伺います。ハマ弁は牛乳や汁物を選択する仕組みになっていますが一食あたりの栄養素は牛乳を選択することによって満たされていると聞いています。そうであれば給食並みに金額を下げると市長がおっしゃったことは、まさか栄養バランスが確保されないハマ弁を提供するべきではないと思いますが考え方伺います。
伊東健康教育部長:
ハマ弁は牛乳汁物を付けたセットで、日本人の食事摂取基準2015年版に定める1日に必要な栄養素のおよそ3分の1が摂取できるように整えています。献立に関する詳細な情報を提示し1日の食事の中で必要な栄養が取れるよう、それぞれに適した昼食を選択していただけるようにしています 。
古谷議員:
全然答弁になっていませんが、時間がないので次に行きます。
古谷議員:
異物混入について伺います。スライドをご覧ください。(スライド2)
今回エンゼルフーズが外れた訳ですが、異物混入だけで言えば他の会社も匹敵するぐらいありますが、エンゼルフーズだけを外した考え方を伺います。また他の二社は大丈夫だと考えた基準について伺います。
伊東健康教育部長:
業者変更については異物混入の指導の最中に同じ異物が同じように混入したと言う事例が発生したことなど、これまでのエンゼルフーズに対する指導に対する取り組みや大磯町の一連の対応から管理体制に不安を感じハマ弁の信頼を確保するために事業者の変更を決定いたしました。他の事業者につきましては改善指導に対してこれまで真摯に取り組んでおり具体的な改善も図られていると判断しています。
古谷議員:
大磯でエンゼルフーズが問題になったのは異物混入と残食率であります。ハマ弁の残食率はどう把握されているか伺います。
伊東健康教育部長:
ハマ弁については重量の計測による残食の把握はしておりませんが、献立の改善のために実施している弁当製造会社スタッフの目視確認をしております。それによれば主食主菜の残食についてはほとんどないと聞いております。また副菜については残量の多いものなどもある場合はそれについて味付けの工夫やメニューの変更の検討対象として残食を少なくするという工夫をしているところです。
古谷議員:
ここにもハマ弁が選ばれてない原因がつかめるきっかけになると思うのです。ここもぜひ業者に対してしっかり指導していただきたいと思います。教育長は2割の喫食率を目指して導入された、このハマ弁ですが散々たる結果となっています。一般の業者弁当の方がよほど今、喫食率が良いとなっています。教育長はハマ弁の充実を図ると答弁されておりますが、今年度で2割の喫食率を実現する見込みは極めて薄いと思います。ハマ弁そのものを給食として位置づけて自校方式の給食の提供ができるまでの間、学校給食法に基づいた中学校給食として提供することなどの抜本的な見直し、これを要求して次の質問に移ります。