日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ2018年2月19日 記者席もいっぱいになる中、教育委員会の常任委員会が開催。
この日の主な議題は、左近山特別支援学校の新設と北綱島特別支援学校の分校に移行させる提案について。
私からは、この間保護者から出されていた声をしっかり代弁する立場で、下記のように質問。
〇今まで横浜市は、障害児教育の分野では全国にも先駆けた実践を多くやってきた。
そんな横浜市が、今回の道理のない北綱島特別支援学校の分校にする提案で、本市の特別支援教育行政にとって大きな汚点を残すことになるのではないかと危惧している。
〇2015年に出された再編整備計画について、その際に提案された北綱島特別支援学校を閉校にするという当初打ち出したわけですが、それは間違っていたという認識ですか?
・どこの部分が間違っていたということなのか?
〇今回の分校の提案が出されたと言われる有識者による教育推進検討会について、三回の議事要旨を見させていただきました。
一回目の議事要旨には、「北綱島をなくしてはまずいのではないか」とか「もう一校建ててほしい」という意見が出された後に、教育長は「ゆっくり再編していくことが大切」と言われているようです。であるならば、なぜあわてて北綱島を分校にすることを進めているのか?
・その後も教育長はこういっています「不安を持っている保護者に大丈夫ですと伝えていきたい。我々も伝えていく。」とあるが、そうおっしゃるのであれば教育長が保護者の不安を払しょくしようとなぜしないのか?
・その後も「北綱島よりも左近山を分教室にすれば」という意見も出されています。
・そして三回目の議事要旨をみてもやっぱり「将来的には鶴見とかに一校はいると思う」とか「6校が必要である。その方向性が必要」とか「6校にできないのか」という意見が次々と出されているそれらを受けて教育長は最後に「たくさんのお叱りを受けて問題が深くなってしまったことを反省して『申し訳ない』と言ってからじゃないと、進まない状態だと認識している。信頼回復は短期間じゃ難しい」とおっしゃっています。
教育長、この言葉通りだと思うんですよ。この認識で間違いなければ保護者との間で信頼回復のために今からでもやるべきことがあるんじゃないかと思いますがどうですか?
〇今回の分校の提案は全ての保護者にすべての保護者に説明をしたのか? ・保護者は納得したという認識なのか? ・保護者は大反対しても結論を押し付けるというのが市教委の考えなのか?
・分校の提案があったのが一月中旬で、まだ一か月程度しかたっていないわけですが、結論を出そうとしているわけですが、なぜそんなに性急な対応なのか?
〇北綱島を分校に格下げする理由について、今後の児童数をどう推計されているのか?
・逆に、新たに設置される左近山の地域は児童数が増える地域だと推計されているのか?
・児童数は減りもせず学校を分校に格下げするというようなやり方を今後は普通校でも同じようなやり方をするというのが市教委の方針なのか?
・なぜ普通校ではやらないようなことを特別支援学校ではやるのか、障害者差別を市教委自らが行おうとしているのではないか?
〇学校は誰のものか?
児童生徒のものであり、保護者のものであり、地域のものでもある。それを市教委が勝手に無くすとか分校にするとか、当事者が反対している学校長も異論を述べている中でやるべき権限を越えている
〇ただでさえ子育てで大変な思いをしている保護者たちが、自分たちの学校をなくさないでほしいと集会をしたり、署名をとったり、議員に訴えにきたり、こんなことをさせた責任を教育長は感じていらっしゃいますか?