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大津での保育園児らの痛ましい事故について、横浜で思うこと!!

IMG_6888(2019年5月9日付け しんぶん赤旗 1面)

昨日の大津の事故は衝撃でした。
本当に悲しいし、やりきれない思いです。

歩道上で信号待ちをしていた保育園児らの列に乗用車が突っ込んで、園児13人と保育士3人が救急搬送されました。
うち2人が死亡。うち1人が意識不明の重体。うち8人が重傷。うち5人が軽傷。

3人の保育士さんが13人の2歳児を連れて散歩中の出来事だったとのこと。

その場所で事故が起きたことについての検証は、これから警察の調査を待たれるものですが、
私が気になるのは、園庭がない保育園だということで、必ずほぼ毎日お散歩に出ることが日常になっていたということ。
これは園庭がなくても規制緩和のもと、保育園の設置を認めてきた国や市の行政の問題が問われるべきだと思います。

ひるがえって、横浜市を見れば園庭がなかったり狭い園庭の保育園は、686園(平成30年4月1日時点)のうち
園庭の基準面積の緩和を認めているのが258園と4割近くが緩和されてしまっています。
園庭を緩和された園では、同じように毎日外にお散歩に出ています。
交通量の多い横浜市のほうが交通事故にあうリスクは大きいと思います。

この園庭基準を緩和してしまっていることへの市長の認識(2018年第3回定例議会)は、以下の通り。


林市長:
国の定める基準では、付近に公園があれば、それを持って屋内遊技場の代替とすることを認めています。本市では、屋内遊技場の緩和を認める場合には、公園だけでなく、園内に一定面積の屋外遊戯場も確保するよう、国の基準よりも厳しく定めています。子どもの発育にとって大切な屋外で活動する場を確保しつつ、今後も保育所整備を進めてまいります。


と,こんな感じで市長は今の保育園の現状にあまり反省も認識もありません。

横浜市には、保育の実施義務があります。そこには、安全な環境で子どもたちを保育をするということは当然含まれているはずです。
緊急に今横浜市がやるべきことは、日常的に保育園がお散歩などで使っている歩道などが安全な状況になっているのか確認すべき。
また、保育士さんの配置の少なさも問題で、この園が特別少ないわけではなく、低すぎる国の保育士の配置基準の引き上げが急務です。
また、今後の新たな保育園設置では園庭を必置とするべきです。
幼稚園のように必ず園庭があれば、必ず外に出てお散歩をすることでのリスクは減らすことができます。

なにより、子どもたちの安全には変えられないですから!!


2019-05-09 | ブログ子育て・保育

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