日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ感染拡大は懸念される中、現状の横浜市の新型コロナウイルス感染症の検査体制がどうなっているのかのレクチャーを受けました。
〇現在横浜市内の医療機関でPCR検査を受けられるところ(検査機器を持っている所と検査を外注している所として市から認められている所)は、300か所程度。当
然、これらのところでは医師の診断のもと、PCR検査を受けることができます。従来は、帰国者接触者センターに電話をして、検査を受けることが妥当だと判断されれ
ば、帰国者接触者外来を案内されます。それが市内で14か所設置されています。
〇ではそれらがどこにあるのかを公表するという問題について、いまは基本、非公表です。なぜ公表できないのか?300か所の民間医療機関については、市のホームペ
ージなどで公表することは了承が得られていないと。どの医療機関ももちろん、かかりつけの患者さんが来た場合には、PCR検査が必要な患者さんを診ることは断らな
いが、かかりつけの患者以外まで無制限に診ることについては躊躇があると。ということで、ホームページなどで公表することなどはしないが、帰国者接触者相談セン
ターにかかってきた方で、「かかりつけ医から診てもらえなかった」方に対して、かかれる医療機関を紹介できるように、現在準備中です(現在でも市内10か所程度
は案内している)。
〇医師の判断でPCR検査が必要だとなった際に、検体を採取するドライブスルー式の検体採取所について、現在7か所(非公表)開設して地域の医師会で運営している。
14か所までは何とか開設していきたい。一日当たり、10~30件程度で、1週間に1回しか開設しないところから5回開設しているところもあり、それは運営して
いる地域医師会のマンパワーによるとのこと。
〇全市的な検査数の集約について、現在は一週間に一回集約結果を出してその際に陽性率を出すことで精いっぱい。検査機器を持っている医療機関、検査を外注している
医療機関、市の衛生研究所などなど、メールで情報が寄せられたものを集計している。
〇感染情報の公表の問題について、法に基づき疫学調査に入る保健所は、あくまでもお願いベースでしか権限がなく、結果を公表するとかしないとかを判断しているの
は、学校だったら教育委員会、保育園だったらこども青少年局などが社会的な意義を考えて判断をしているもので、保健所の判断ではない、と。
〇毎日の感染者の記者発表は、私たちにとっては大きな負担。前日夜(20時21時頃)までに、感染者を集計・調査して、翌日の16:50に記者発表している。
〇今日も、いま市のクラスター対策班は出動しており、感染は広がっていると感じている。