日本共産党横浜市会議員
古谷やすひこ横浜の中学校給食問題について、今まで頑なに実施を拒んできた横浜市。しかし、いよいよ来年4月から学校給食法に基づいた中学校給食がスタートします。
しかし、長年「横浜市に中学校給食を」と署名活動などを取り組んでこられた方や実際の中学生やその親御さんから見れば、「なにこれ!?」というものにすぎません。
というのも、現在の「ハマ弁」を給食に位置付けるもの。しかもすべての生徒でなく選択式で最大20%の生徒しか提供できないもの。
はっきり言ってガッカリです。
私は小学校と同じような自校でつくる給食を中学校でも提供してあげたい、そう思いますし、議会でも主張し続けてきました。
しかし、市長や教育委員会は「敷地がない」「金がない」ことを言うだけ。
じゃあ、実際「敷地がない」ことを市の教育委員会として検討した資料を請求しました。それが以下の通り。
現在横浜市内の中学校が144校あります。その144校一つ一つを検討された結果が出ています。
総括すると、144校中、自校方式で建設可能な学校が47校。親子方式(近くの小学校の給食室で作った給食を中学校に運ぶ方式)で可能な学校は27校。
計74校の学校が実現可能性があると、市の教育委員会も認めています。
さらに、給食室の面積を工夫したり、
給食室の形状を二階建て方式(さいたま市で採用)にしたり、
親子方式の小学校の給食室の機能を強化したり、
工夫をすることで、実施可能学校はまだまだ出てきます。
そもそも、今検討されているハマ弁の給食化ではたった二割しか食べられないものにすぎません。現状でも、半分以上の中学校で自校や親子方式で実現可能ですから、よほど、こちらの方が現実的に検討していくべきものだと考えます。