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鶴見川漕艇場の再開を求めます!! ~横浜市会決算特別委員会市民局審査(10月7日)での一問一答

鶴見川漕艇場の係留杭の腐食、予見できたのではないか

古谷議員:

日本共産党、古谷やすひこです。北谷議員に引き続いて、市民局審査を行います。どうぞよろしくお願いいたします。

地元の鶴見川漕艇場の問題について、伺います。

年間3万人の利用者があり、市内では代替施設のない、この鶴見川漕艇場が、6月下旬から川に浮かべている台船を係留する杭が、このスライド(スライド1)にあるように、腐食をしています。安全性が確保できないということで、利用の停止状態にあります。横浜市のボート協会さんが主催をする横浜市民体育大会も今年は中止になりました。また、市民のみなさんからもたくさん直接市に対して再開を求める声が寄せられています。市民局長のところにも届いているかと思いますが。代替施設が近くにないため、埼玉の戸田であるとか茨城県であるとかまで行っている人といるというふうに聞いています。
そもそも、今回は杭が腐食したということが発端でこういう事態になっているわけなんですが、水中にあるものですから必ずこれは劣化します。これは当たり前だと思います。さらに、この杭が腐食したのは今回が初めてではありません。1988年にこの施設がオープンして、2000年に杭が腐食をして、その杭を継ぐかたちで今回修理したものを使い続けているということであります。今回は、それ以上のスパンで今、使い続けていた状態になっていたということになります。とすれば、今回の経年劣化、予見できたのではないかというふうに思いますが、見解、伺います。

①

金澤スポーツ振興部長:

今回の係留杭はボートやカヌーに乗船するために必要な設備でございまして、損傷が認められたために、安全上の観点から漕艇場の使用を中止しているものでございまして、前回のとはちょっと違うというふうに思っています。

古谷議員:

前回は12年で腐食したんです。今回は15年経っているんです。そういう意味では、これはぜひ予見できたのではないかというふうに思っています。
これが、杭を上げた時のものなんですが(スライド2)、中身が、ちょっと暗いのでわかりませんけど、がらんどうになっているんです。ですから、こういう杭が継いで今度は作られるというふうになります。
こういったかたち(スライド1)で毎日毎日クレーンに釣り上げてこの台船がこの杭のところに上がっていくと。必ず擦れていきますから、こういう意味では必ず劣化します。どういうふうに点検されていたのか、伺います。

 

②

金澤スポーツ振興部長:

営業時間に合わせまして、ボートやカヌーに乗り移るための台船を杭に係留、取り外ししておりますので、その際に目視で杭の状況を確認しているということでございます。

 

古谷議員:

目視だけではちょっと足りないというふうに思うんです。そういうものは基準がつくられてたんでしょうか。

 

金澤スポーツ振興部長:

基準といいますか、目視で安全性の確認をしていたというような状況でございます。

 

古谷議員:

整備の基準があったのかないか、伺います。

 

金澤スポーツ振興部長:

整備の基準ということで申し上げれば、どういうふうになれば整備をしなければならない、そういうふうにすれば、何年経てば整備をしなければならないといったものはございません。

 

古谷議員:

整備の基準がないというふうに私も現場で聞いているんです。
ぜひ、本当に先ほど言ったとおり、市内に代替施設がなくて、かつ利用人数も多くて、そういう意味ではしっかり管理する必要があったんではないかというふうに思います。本施設が使えないことによる影響、どう認識されているのか、伺います。

 

西山市民局長:

先生ご指摘のように、今、安全性の観点から漕艇場の修繕が完了するまでの間、使用を中止しているところでございまして、6月から使用を中止しておりますので、この間ご不便をかけているというふうに認識をしております。

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古谷議員:

早急に対応していただくよう要望して、質問を終えます

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2015-10-08 | 2015年の議会活動ブログ

横浜市議会「防災行政無線の設置を!」~本日(10/8)付けのしんぶん赤旗の首都圏版に私の記事が掲載されました

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2015-10-08 | ブログ |

災害時の広報手段として防災行政無線の設置を! ~横浜市政のことがよく分かる週刊市政ニュース「こんにちは 古谷やすひこ です」2015年10月7日号

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2015-10-07 | ブログ週刊市政ニュース

戦前に作られた防火水槽の更新目途がたたないことや、消防車両の更新ルールを超過している問題を解消せよ!! ~横浜市会決算特別委員会・消防局審査(10月5日) その四

基準に従って消防車両の更新を

古谷議員:

次に、消防車両の更新について、伺います。今、消防車両、それぞれ車の種類ごとに更新のルールが定められています。本市で策定している更新ルール、超過している車両がどのくらいあるのかどうか、伺います。

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坂野副局長:

車両の更新の基準でございますが、車種によって違いがありますが、たとえばポンプ車などの消防車は9年以上かつ10万キロ以上、救急車につきましては6年以上または10万キロ以上を更新の基準としております。現在、基準を超過した車両は、消防車221台中42台、救急車は64台中7台でございます。

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古谷議員:

定められた更新ルールがあって、それをしっかり守るような更新スケージュール、ぜひつくっていただきたいというふうに思うんです。そういうふうに確立する必要があるというふうに思いますが、どうか伺います。

 

久保田消防局長:

厳しい財政状況の中、基準どおり更新できていないのが現状であります。エンジンオイルやバッテリーをメーカー推奨よりも早めに交換するなど、予防整備を進めるほか、日常の車両点検をきめ細やかに実施することで、警防活動に支障を来さないように対応しておりますが、できる限り車両更新を基準に近づけるよう、今後努めてまいります。

 

古谷議員:

よろしくお願いいたします。

 

戦前につくられたものが409基、防火水槽の整備のペースをあげよ

古谷議員:

最後に、老朽化した防火水槽の更新について、伺います。

本市に2,670基の防火水槽があると聞いています。うち、戦前につくられたものが409基あるというふうに聞いています。大災害時には、そういったものがしっかり機能を果たせるのかというのが非常に心配です。これらをどう点検して整備していく方針なのか、伺います。

 

久保田消防局長:

防火水槽は、設置から50年が経過すると、コンクリートが劣化などの恐れがあるため、メンテナンスの実施が必要と考えております。そこで、昨年度、コンクリートの状態などについて、試行的に5基調査したところ、強度的強度等に問題のないものが2基、今後再整備の必要があるものが3基ありました。こうした結果を受け、コンクリートの状態などが良好なものは長寿命化補強の工事を行い、劣化しているものは再整備を行っていくものとしています。なお、今年度は30基の調査を実施中でございます。

 

古谷議員:

これも非常に財政との兼ね合いもあるんですけど、本当にそういうペースでは、いつ整備が終わるのかというのが、本当に分かりません。点検整備の数もっとペース上げていくべきだというふうに思いますが、どうか伺います。

 

久保田消防局長:

今後は、順次実施するコンクリート調査の結果を踏まえまして、メンテナンスに対応していく年度の平準化を図れるよう実施基数を定めて、計画的に実施していきたいと考えております。


2015-10-06 | 2015年の議会活動ブログ

現役消防団員として直接訴えます「消防団の充実強化にもっと力を入れよ!」 ~横浜市会決算特別委員会・消防局審査(10月5日) その三

消防団の充実強化にもっと力をいれよ

古谷議員:
次に、私も消防団員でございますので、消防団員として質問させていただきます。
「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」について、本市消防団活動の施策充実について、順次伺っていきます。
消防団については、今日も午前中の質疑でたくさん出されて、この間も本当に消防局さんとしても努力されてきたというのは十々承知しております。その上で伺ってまいります。 消防団の器具置き場の問題、午前中も出ましたが、消防団の器具置き場やあるいは車両の整備の課題、全く整備数が間尺に合わないというふうに思っています。これは何度も何度も私も指摘をした問題なんですが。たとえば旧耐震の器具置き場が、今135棟残っているというふうに聞いております。今年度の整備予定が昨年より増えたとはいてもわずか6棟ということでは、全くテンポがあわないというふうに思います。大地震が起こって、器具置き場が倒壊して車両や資機材が出せないといった事態が容易に想像ができます。そういう状況はぜひ解消すべきだというふうに思うんですが、局長いかがでしょうか。

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久保田消防局長:

27年度は、先生おっしゃったとおり、器具置き場や積載車の整備数を拡充しましたが、今だ老朽化や新耐震基準前に建設されたものなど建て替えの必要な器具置き場が多くあります。また、更新年数を超過している積載車も多くありますので、着実に更新整備に取り組んでいきたいと、本当に考えております。

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古谷議員:

本当にお願いします。 今回の充実強化法に基づいて、団員の加入策の促進の一つとして、公務員の加入を促進させるために、兼職の禁止について弾力的な取り扱いがなされるような必要な措置を講じよというふうな指示があります。本市では、公務員の消防団加入の状況や、あるいはこの法の中で「必要な措置を講じよ」と言われているものについての取り組みについて、伺います。

 

久保田消防局長:

27年7月現在、本市職員35名が消防団に入団しております。
消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律の施行を受け、昨年12月に本市職員が消防団の業務に充実する際に有給職務を認めることにするなど、兼職の取り扱いについて見直しが行われました。本市職員が消防団に入団することは、地域コミュニティへの積極的な参画や、地域のみならず職員自身の防災力の向上にもつながりますので、全庁の本部長クラスが集まる情報共有推進会議や庁内報などを活用して周知するとともに、他局にも直接出向き、会場の場を借りて本職員の入団についての説明を実施しております。今後は、新採用職員の研修会等で説明するなど、さらに入団促進を進めてまいります。

 

古谷議員:

ぜひ、今の、多分少ないという認識だと思うので、ぜひ進めていただきたいというふうに思うんです。    あと、団員の加入促進策には企業側にお願いするものもいくつかあるんですが、事業所の協力を仰ぐために、法の中では「財政上または税制上の措置その他必要な措置を講ずるように」とされています。それについて、本市での取り組み状況、伺います。

 

久保田消防局長:

いわゆる充実強化法では、従業員の消防団活動について雇用する事業者の理解が高まるよう税制上の措置等を講ずるよう努めるものとされております。これを受けて、本市では、消防団に協力的な事業者に対する法人事業税の減税措置等について、神奈川県消防長会を通じてこれまで神奈川県に対して要請しているところでございます。また、財政上の措置としては、横浜市の公共事業におけるインセンティブ発注に参加できる横浜型地域貢献企業認定時の登録項目のひとつに消防団協力事業所が該当しておりますので、事業者の方々に周知してまいります。

 

古谷議員:

税制上の優遇なんかは県に要望されてるというふうに聞いてたんですが、ぜひ本市としてやれることをぜひやっていただきたいなというふうに思います。
消防団の装備の問題について、少し伺います。一律に配備をする必要もあるものもあります。しかしその一方では、その地域地域の特性に合わせて装備品の改善を柔軟に考える必要もあるというふうに考えます。例えば、先日ライフジャケットが私のところにも届いたんですが、一律に貸与されています。決してライフジャケットが必要でないといっているわけじゃないんですが、他にもやっぱり優先順位として必要なものがあるというふうに思っているんです。そんな時に、装備品は、それこそ地域特性に合わせて、ぜひ決めていくべきだというふうに思うんですが、どうか伺います。

 

久保田消防局長:

消防団の装備については、国の装備の基準に基づき整備を行っており、救命胴着を例にあげますと、津波や河川の氾濫等に対応するため、全ての消防団員に配備することとされております。本市でも、大型の台風やゲリラ豪雨などにより、河川等のないところであっても、道路の冠水や住下の浸水によって取り残された人の方の救助が求められる可能性もありますので、救命胴着については全消防団員に配備いたしました。
今後新たな資機材を配備する場合は、国の基準をもとに、横浜で起こりうる災害やその資機材を活用した活動内容を考慮し、しっかりと検討してまいりたいと考えております。

 

古谷議員:

今の局長の最後の方の答弁、ぜひ具体化していただきたいというふうに思うんです。本当に、実際、使わない資機材が配備されるということになると、こんなところにお金が使われるのかという不信感じゃないですけど、そういうとこにもつながるのかなというふうに思います。

あと、消防団の教育訓練について、伺います。今、瀬谷区の消防団、非常に頑張っているなというふうに思っています。瀬谷区の消防団の実践に学んで、団員として基礎的能力を個人個人の達成度に合わせて訓練ができて、それをステップアップできる機会を、瀬谷の消防団つくっているんですけれども、そういう機会をぜひ全市的に整えるべきだと。これは地元の消防団員の方からもたくさん要望が受けています。ぜひ、整えるべきだというふうに思いますが、どうか伺います。 久保田消防局長:資機材の取扱要領や各種災害での活動内容等、消防団活動全体の指針となる事項を記載した消防団員活動マニュアルを全消防団員に配付し、各種研修時等で活用いただいております。また、各消防団では、団員の能力向上に向けた独自の教育や訓練を実施しているほか、所属団員全員が一定のレベルに達成することを目標として定め、訓練を実施している取り組みもあります。この取り組みを参考に、全消防団員の知識・技術を向上させるための方策として、現在、委員会を設けて検討しております。

 

古谷議員:

ぜひ、大会なんかがあると、本当に大会だけにこだわって、なかなか全体の底上げの訓練をしませんので、ぜひよろしくお願いします。

大災害が起こった場合に、重機が必要な場面っていうのがこの間いろんな映像なんかで出ているんですが。もちろん建設業界との連携のことは承知しておりますが、いざという時のために、本市消防団員の中で重機や特殊車両、こういった免許を持っている人がどのくらいいてということを把握して、またその先には機能別分団などの検討もぜひ必要なのかなというふうに思うんですが、見解、伺います。

 

久保田消防局長:

震災時の大規模災害時には消防団員の総力を結集して対応しますので、さまざまな能力や技術を発揮していただくためにも、どのような資格を持っているかを把握することは必要なことだと考えております。私も、災害対応する部署にいる時には消防団の方の重機に本当に助けられた覚えがありますので、他都市の状況をしっかり参考にしながら、今後検討してまいりたいと考えております。

 

古谷議員:

そういうのが機能別分団になっていくのかなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いします。
こういった消防団の充実強化法ができたり、あるいは局にも消防団課ができたり、消防団への役割が非常に大きくなっているというふうに実感しています。市レベルだけではなくて、ぜひ区レベルでも消防団課、ぜひ組織としてつくる必要があるというふうに思うんですが、決意を伺います。

 

久保田消防局長:

消防署では、これまでも専任の職員を配置するなど、それぞれの事情に応じた体制により消防団業務を行っております。今年度は、消防団業務に係る執行体制を強化するため、消防局に消防団課を設置したところですが、消防団課の設置効果を検証するなど、消防団の充実強化に向けた消防署の執行体制のあり方につきましても、今後しっかりと検討してまいりたいと思います。

 

古谷議員:

ぜひ、区にも力を入れていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。


2015-10-06 | 2015年の議会活動ブログ消防団

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