道路・交通

横浜市内にたくさんある公道の役割果たす私道整備への市の援助を強めよ! ~横浜市会予算特別委員会の道路局審査での一問一答の様子 その②

公道の役割果たす私道整備への市の援助を強めよ

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古谷議員:

次に、私道整備助成について伺います。

横浜市内には、通り抜け道路で公道と変わらない役割をしている私道がたくさんあります。そういった私道整備の必要性について、局長の認識、伺います。

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手塚道路局長:

私道の中には多くの方々の通行の用に供され、公道と同様の機能を果たしているものがございます。これらの私道につきましては、公道に準じた管理がなされることが市民生活の環境改善に寄与することから、地域の方が行う私道の整備工事への助成を行っているところでございます。

古谷議員:

これ、本当に必要性が高いというふうに思うんですが、この私道整備はなかなか進んでいません。今年度の申し出件数は42件で予算措置が28件と、6割の執行率になっております。この事業における課題は何か、伺います。

手塚道路局長:

通り抜け道路については、関係する私道の地権者を含めた沿道の方と通行される方の間に、整備の必要性や整備費用の分担などに対する意見の食い違いがある場合が多いため、合意形成に時間を要することが課題であるというふうに認識しております。

古谷議員:

そうなんです。非常にこれ、時間がかかるんです。ぜひ、そこの課題解決していただきたいと思うんですが、なぜ本事業の予算を減らしたのか、伺います。

手塚道路局長:

私道整備助成事業は、私道の地権者の方々などからの申請に基づき実施しており、27年度上半期の申し出件数が26年度上半期と比べて大幅に減っていたことから、それをふまえて28年度の予算を編成しております。

古谷議員:

副市長に伺うんですが、本事業は住民の合意形成に非常に時間と手間がかかります。私も関わっているんですが、非常に時間がかかります。これにもっと行政の方が力を課すべきだと思いますが、見解、伺います。

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鈴木副市長:

私道の地権者を含めた沿道の方や通行される方など関係するみなさまで、各自が負担する費用を含めて、整備をするかどうかということについて話し合いをし、合意を形成をするという必要があります。そういう意味では利害関係というものが、ここでやっぱり出てまいります。そういう中での行政の関わり方というのは、やはり慎重に対応していくということが必要ではないかなというように思います。

しかしながら、一方で、私道整備促進ということについては、そのためには当然合意形成が円滑に進めるということは必要だというように思います。地域の方々からのご相談に対して、制度のわかりやすい説明であるとか、進め方に対するアドバイスであるとか、そういったことについてはわれわれも積極的に対応させていただきたいというように思います。

古谷議員:

ぜひ、市内に本当にたくさんある公道に資する私道、早期に整備するように求めます。


2016-03-11 | ブログ道路・交通

自分たちで計算したメンテナンス予算も計上できない!!ある日突然、橋が落ちて犠牲者が発生する恐れが・・・ ~横浜市会予算特別委員会の道路局審査での一問一答の様子 その①

高速道路予算は巨額を確保の一方で、道路修繕費用は抑制

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古谷議員:

横浜環状道路などの高速道路予算がしっかりと予算確保がされている一方で、道路や橋などのメンテナンスに関わる予算が十分確保されているかどうか、非常に心配をしております。その観点でいくつか、伺ってまいります。

まず、高速道路関連の事業費について。今、進行している3つの横浜環状道路を全て計画通り完成させた場合、事業期間と、それと、あと本線と関連街路をあわせての総事業費いくらなのか、またそのうちの市費負担はいくらなのか、伺います。

池本横浜環境道路担当理事:

事業の完了時期についてですが、北線は28年度末開通、南線および横浜湘南道路は32年度完成を目指しており、北西線は33年度迄の事業期間ですが、完成予定を前倒しできるよう取り組みを進めているところでございます。

29年度以降の残事業費でございますが、本線と関連事業の合計約1,690億円で、このうち市費は約960億円でございます。

古谷議員:

非常に莫大なこれから巨費がかかっていくということですが、その一方で、道路の維持費、維持管理費用についてですが、一般的にいえば本市がこれから管理をする道路はこれから増えていくのか減っていくのか、どういう傾向なのか、伺います。

新倉道路部長:

本市が管理する道路は約7,600キロメートルでございますが、私道の寄付や都市計画道路の整備、開発事業で整備した道路の移管などにより、ここ数年は平均して年約12キロメーター、管理道路延長に対する割合としては約0.2%程度増えております。

古谷議員:

道路維持管理費用に要する修繕費の過去5年の傾向、いかがでしょうか。

新倉道路部長:

24年度以降、道路修繕費の予算は、当初予算と補正予算をあわせて約100億円程度となっております。管理道路延長の増加に対しては、路面正常調査等の結果を反映し、予防補正の考え方を取り入れながら、計画的かつ効率的な補修を行うなどの対応を図っております。

古谷議員:

今後、道路管理面積は右肩上がりで増え続けていくというわけであります。しかし、道路面積に比べて、今おっしゃられたとおり、ぜひ確保はしていただきたいというふうに思います。その点で、ぜひ、削減の対象にすべきではないというふうに思いますが、局長の見解、伺います。

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手塚道路局長:

それぞれ、横浜環境道路も非常に重要な道路でございますし、維持保全も非常に重要だというふうに思っております。特に、維持保全に関わるお金、道路修繕も含めましてですが、先ほど来から言っていますが、できるだけ長くもたせる長寿命化みたいなことを検討しておりますので、そういう中でのそれぞれの保全計画をつくった中では、毎年度の予算としては適正に確保できているというふうには思っております。

古谷議員:

長寿命化させるためには、ぜひメンテナンス料しっかりと計上しないといけないというふうに思います。そういう道路維持費用についての予算、しっかりと死守していただきたいというふうに思います。

 

橋の架け替え・老朽化対策予算は想定の半分以下

古谷議員:

次に、道路の次は橋のメンテナンスについて伺います。スライド(スライド1)をご覧ください。

この問題、2年前の道路局予算の中で、審査で橋の問題、取り上げました。その際、当時の局長答弁で、今後の橋梁の架け替えと維持管理に必要になる費用が示されました。その費用と実績、この表に基づいて、教えてください。

 

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菅澤建設部長:

橋梁の架け替えと老朽化対策に関わる費用についてですが、24年度に橋梁の長寿命化修繕計画を策定しておりまして、その際は50年間で3,700億円、単純に平均しますと1年あたり74億円と試算しました。実績ですが、23年度が約35億7,000万、24年度が約34億5,000万、25年度が約41億3,000万円、26年度が約31億円、27年度が約27億5,000万円となっております。

古谷議員:

局長、伺いたいんですが、想定と実績がこれほど鮮やかに差が出ているわけですが、この理由は何か、伺います。

手塚道路局長:

確かに乖離はされているわけですが、全体で長寿命化計画をつくった時には3,700億円が必要だということで修繕計画を策定したわけでございまして、ただあくまでも試算という意味合いで行ったものでございます。当時試算した金額と実際の予算というのは言われたような乖離でありますけれども、定期点検や日々のパトロールで、劣化の進行具合を把握し、計画的な補修を実施しておりますので、必要な予算は確保できていると考えております。

古谷議員:

局長、いくらそうおっしゃられても、数字は明確だというふうに思うんです。そういえば、想定というのは、やってもやらなくてもいい想定なんでしょうか。

手塚道路局長:

あくまでも試算をした時には標準的なパターンで推移していった場合にどういうふうなことになっていくのかというようなことが前提となっております。そういう意味で、点検をしながら、その点検の結果、もう少しこれは修繕するまでの時間が大丈夫だなというようなことを個々にやっておりますので、そういったことを毎年度繰り返しながら行っているということで、そういう意味では当然ながら、標準的なパターンで計算したものと実際というものは乖離が出てくるというふうに理解しています。

古谷議員:

もう一度、表見ていただきたいんですが、来年度でいっても、たった3分の1しか計上されていません。予算が計上されていないということです。今までも1回も想定に達したことはありません。これは、いくらなんでも削減しすぎじゃないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。

手塚道路局長:

ちょっと先ほどとダブるかもしれませんけれども、5年に1度の定期点検や日々のパトロールによりまして、橋梁の状態を確認しながら、老朽化が進み補修が必要な橋梁については、優先的に予算を計上し対応しておりますので、安全性は確保できているというふうに考えております。今後は、26年度から義務化されました近接目視による定期点検の結果をもとに、より精度を上げ、コスト縮減を図った長寿命化修繕計画を策定していくことで、さらに安全安心を高めるように努めてまいります。

古谷議員:

副市長、伺いたいんですが、道路局として自らが決めた費用を1回も計上できていない、しかも想定の3分の1しか計上できていないと。予算が下がり続けています。これは、どういうことなんでしょうか。そこで、副市長に伺うんですが、道路局が必要だと決めたメンテナンス費用が1回も計上できていない状況、どう考えますか。

鈴木副市長:

長寿命化計画というものをどういうふうに理解するかということなんですけれども、今、橋梁に関しては局長が答弁させていただきましたが、たとえば建築物、公共建築物等もありますけれども、基本的には、今、局長が申し上げましたように、施設の更新であるとか修繕の目安、そうことで標準的に推奨されている期間を管理している施設に当てはめて試算をしていると。それによって、個々の施設単位での状況、今後の推移、その傾向をみるということと、全市的に施設全体の需要というものをみながら、それが本市財政との関係でどうなっているかというような、全市的な立場でそれを判断していく。いろんな要素がありますけれども、いずれにしても長寿命化計画とはそういうものでございます。実際の予算というのは、それをベースにしながらも、さらに日々の点検等をふまえて、より正確な詳細な精査の中で、その年に最低限どこをやらなければいけないかということを判断をして計上するものでございますから、そういう意味で計画の値と実際が違ってきているということについては、それについてはそういう性格の違いから出てくるものであると。われわれとしては、やはり市民生活を考えた時に、必要な予算というものは計上できているというように考えております。

古谷議員:

全く、数字をぜひ明確にみていただきたいと思うんです。

もう一つの表(スライド2)をみていただきたいと思います。これも同じような表なんですが、架け替えを含まないパターンですから、これもまた明確に想定と実績が乖離しています。局長、こんなに老朽化対策の費用を削って本当に大丈夫なのかっていう、本当に私、心配しています。市内の橋は安全であるというふうに言えますか。

 

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手塚道路局長:

先ほども答弁いたしましたけれども、定期点検を現場で点検をしながら、しっかり修繕すべきものは修繕するということで日々やっております。そういう意味で、必要なものについては修繕を行っているということで、そういう意味で市民の安全性上は大丈夫だというふうに理解しております。

古谷議員:

局長、高速道路予算は、先ほど言ったとおり粛々と計上されている一方で、橋梁の維持管理費は減らされ続けています。橋梁の維持管理費用っていうのは、そんなに位置付けが低いものなのでしょうか。

手塚道路局長:

冒頭、中山委員の方からもご質問のあった中でも、維持管理に関するということは道路局の大きな目玉のひとつとして、3つの目玉のひとつとして、非常に力を入れているところでございますので、非常に重要だと考えております。

ある日突然、橋が落ちて犠牲者が発生する恐れが

古谷議員:

ぜひ、重要だというところで、ちょっと紹介したいんですが、道路や橋などのメンテナンスの重要性について、国土交通省が社会資本整備審議会の道路分会が出した「道路の老朽化対策の本格実施に関する提言」という、こういう文書を出しています。この中で、衝撃的な書き方でその重要性が語られています。簡単に紹介します。

「社会全体がインフラのメンテナンスに関心を示さないまま、時間が過ぎていった。国民も、管理責任のある地方自治体の長も、まだ橋はずっとこのままであると思っているのだろうか。」

「今や、危機のレベルは高進し、危険水域に達している。ある日突然、橋が落ち、犠牲者が発生し、経済社会が大きな打撃を受ける、そのような事態はいつ起こっても不思議ではないのである。われわれは再度、より厳しい言い方で申し上げたい。」

「今すぐ本格的なメンテナンスに舵を切らなければ、近い将来、橋梁の崩落など人命や社会システムに関わる致命的な事態を招くであろう。」

「橋やトンネルも『壊れるかもしれないし、すぐには壊れないかもしれない』という感覚があるのではないでしょうか。地方公共団体の長や行政も『まさか自分の任期中はという感覚はないでしょうか。しかし、私たちは東日本大震災で経験したではないでしょうか。また千年に一度だろうが、可能性のあることは必ず起こると、笹子トンネル事故で、すでに警鐘は鳴らされています。」

「いつの時代も軌道修正は簡単ではありません。しかし、科学的知見に基づくこの提言の真意が、この国をリードする政治、マスコミ、経済界に届かず、『危機感を共有』できなければ、国民の利益は確実に失われる。その責はすべての関係者が負わなければならない。」

こういった提言です。局長、感想、伺います。

手塚道路局長:

内容的には私もその当時からそのことをよく読みまして、理解をしているつもりでございます。施設の維持管理の重要性というものをかねてより認識しておりますので、その提言の内容についても重く受け止めております。しかしながら、道路局では、この提言がなされる以前から、橋梁・歩道橋について保全計画を策定しておりまして、河川についても平成26年度に保全計画の策定を完了して、毎年度毎、必要となる予算を確保しております。また、笹子トンネル事故を受けまして、平成25年4月から道路局が管理している全ての道路、河川施設についていっせい点検を実施いたしまして、点検結果を公表するとともに、今後の維持管理方法についての整備をしております。引き続き、市民の安全安心を確保するために、この考え方に基づく維持管理を推進してまいります。

古谷議員:

計画はつくっているのは存じております。しかし、それに対して予算が付けられていないということを問題にしています。

そこで、副市長に伺います。今まで見てきたように、横浜環状道路関連予算が半ば聖域化されて粛々と予算計上がされて、そのとおり執行もされています。その一方で、こういう維持管理に関わる予算、最低限必要だと自ら道路局がはじき出した費用も計上できないということになっています。

こういう問題は、何か重大な事故が起きない限り改善が図られないのかというふうに、本当に歯がゆく思います。学校現場の防火防煙シャッターは、安全確保策のための予算措置、今回付けられましたが、そのきっかけは、明確に事故が起きたからであります。万が一、橋が落ちるような大事故が起きた場合、必要な予算を計上してこなかったという責任、問われるんじゃないでしょうか。副市長、改善が必要じゃないでしょうか。

鈴木副市長:

高速道路も市内のいろんな道路施設の維持管理、長寿命化、いずれもわれわれは経済の活性化、市民生活の安定、考えた時に、きわめて重要なテーマだというように思っておりますので、これについては引き続き全力で取り組んでいきたいというように考えております。そういう中で、この修繕の関係、先ほどございました提言、これ私も承知をしておりますが、まさにわれわれ今取り組んでいるのは、この提言に沿った、同じ方向を向いた中で、われわれとしては進めているというように考えておりますので、引き続き公共施設の安全に向けて、われわれもがんばってまいりたいと思います。

古谷議員:

どちらも重要だとおっしゃられたんですが、結局予算は一方は付いてないわけです。ですから、そこはぜひみていただきたい、ちゃんとみていただきたいと思います。高速道路中心の、私達は道路行政を見直す時期がきているんだろうというふうに思っています。道路などのメンテナンス費用をしっかりと計上し続けて、本格的なメンテナンスに舵を切るということで、未来の本当に横浜の子どもたちに、きちんとメンテナンスをされた安全なインフラをぜひわたせるように、高速道路偏重の予算の使い方の見直しを強く要望して、次の質問に移ります。


2016-03-11 | ブログ道路・交通

「根上りで歩道が割れているんです!!」との電話で現場へ!! ~駒岡の街路樹の根上り問題

3月23日の朝、一本の電話が!

「根上りの問題って、どうにかなるの?駒岡で歩道が割れていて、段差がついていて、夜にはよく見えないからつまづいて転んじゃうんだよ。何とかしてほしい。」との連絡が携帯電話に。
夕方に現場に駆けつけると、街路樹が育ちすぎて、確かにひどい根上りの現場。
段差ができていたり地割れしています。ご近所の方にも、お話を聞くと、もうこの状況がずっと続いているとのこと。
すぐに、土木事務所へ電話・相談。本日(3/24)、現場を確認してもらい、報告の電話。
「かなりひどい根上りですね。区内の中でもひどい場所だと思います。新年度にすぐに対応したいと思います。」
ということで、ひとまず対応終了。

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2015-03-24 | ブログ生活相談道路・交通

平成25年度予算特別委員会 予算第一特別委員会局別審査(道路局関係)

(2013.2.28)

動画はこちら  

 

頻度をあげて橋の定期点検の実施を

古谷議員:日本共産党を代表して順次質問してまいります。
まずは、インフラ老朽化について、特に橋の問題に絞って質問いたします。
本市で道路局が管理している橋は1700橋あると聞いています。今インフラ老朽化が大きな問題となっている中、現時点で市内の1700もの全ての橋は「安全である」「落ちない」と言い切れますか。局長、伺います。

友田道路局長:道路局の管理する1700橋の中で耐震基準後に設計された橋、また新たな耐震基準により設計された橋や、補強済の橋合わせますと559橋ございます。さらに、先程もご説明いたしましたとおり、橋長が短い等によりまして耐震基準が不要とされているものが940橋ございます。これら1500橋は震度7クラスの地震に耐えられる精度を備えていると考えてございます。残り200橋につきましては、耐震補強が必要とされているということでございます。

古谷議員:橋が安全な状態を長く維持して、落橋という最悪の事態を避けるためには、計画的に維持管理をしていかないといけないと思います。その前提として橋の点検が必要だと思いますが、点検の際に使われているのは、この「橋梁点検要綱」というものがありますが、この橋の総合評価の中で、4段階「a」「b」「c」「ok」と出されて、判定されていると聞いています。例えば、鶴見区にある33橋のうち、b評価は31橋と聞いていますが、総合評価「b」とはどういう状態のことをいいますか。伺います。

新倉建設部長:舗装などの2次部材の損傷が著しい、また主部材の床版などの主要部材や2次部材の損傷が大きく、詳細調査を実施し補修するか否かの検討または補修を行う必要がある場合でございます。

古谷議員:悪い方から数えて2番目というのが鶴見区のほとんどの橋だという状況なんですが、先日テレビ番組の中では、職員の方が「毎日、橋が落ちないか不安をもっている」とコメントをされていました。これが現場の実感だというふうに私は考えています。
橋の点検について、先日浜松の吊り橋の事故がありました。本市の点検の現状と比べて、その事故の原因と教訓について、局長の見解、伺います。

友田道路局長:浜松市によりますと、吊り橋のケーブルと土台をつないでおります部材が腐食して破損したということでございます。本市といたしましても、定期点検の際にそれを再認識したというところでございます。

古谷議員:もう少し話してほしかったんですが。この吊り橋の事故については、橋の老朽化は外部点検だけでは見抜けないというのが、この教訓だったというふうに私は考えています。その点からみると、専門家による点検の頻度も上げていく必要があると思いますが、局長の見解、伺います。

友田道路局長:今後、国の橋梁定期点検方法の見直しがあると思われます。国の動向を注視しながら点検の方法や頻度について検討していきたいと思っておりますが、私どもが行っている定期点検につきましては専門のコンサルタントに委託いたしまして行っているものでございます。

古谷議員:ぜひ、頻度を上げてほしいということを伝えたので、ぜひよろしくお願いします。

 

橋の維持管理費用は今後50年間毎年74億円

続いて、橋の予算について伺います。特に、橋の維持管理に関わる予算について、この間どう推移してきたのか、伺います。

新倉建設部長:長寿命化対策予算と架け替え予算の合計で、23年度は約35億7000万円、24年度は34億5000万円、25年度は41億3000万円となり、3か年の平均は37億2000万円でございます。

古谷議員:では、今後50年で必要となる橋梁の架け替えも含めて維持管理費用が年間で74億円と聞いていますが、新年度予算とかい離があると思いますが、その見解を伺います。

友田道路局長:橋梁の維持管理に必要となる費用は、架け替えの費用も含めまして23年度からの50年間で3700億、平均しますと74億円というかたちになってございます。このうち長寿命化対策に必要な費用といたしましては、23年度から28年度まで段階的に引き上げて、28年度以降は年平均50億円と試算してございます。25年度の長寿命化予算につきましては31億4000万円であり、私どもとしては補修計画を実施するために必要な予算は計上したというように考えてございます。
また、架け替えの予算につきましては、単純に年平均すると約28億と試算されますけど、掛け替える橋梁の数や規模等によって変動するということで、年ごとに変動いたします。25年度につきましては9億9000万円を計上したところでございます。

古谷議員:これから3年かけて、いま上がる時だという説明があったんですが、これからずっと74億円あるいは78億円という予算がかかり続けるわけですが、それがどこまで続くのか、伺います。

友田道路局長:橋梁の長寿命化対策につきましては、工期との引き合いを図りながら引き続き必要な予算は確保していきたいというふうに考えてございます。架け替えの予算につきましては、先ほど申し上げましたとおり、大規模な橋から小規模なものまでございまして、大規模なものにつきましては街路事業という中で行っていくということも想定の中に入ってございます。

古谷議員:一般的なお話を聞いているのではなくて、3700億円かかるといわれているわけですから、これから4年後には78億円ずつずっとかかっていくということですから、この金額は私は下がることはないと、台形で、私は質問の調整の際には説明されたんですが、台形ということは落ちるという説明なんですが、これについてはこれからずっと上がり続けていくものと考えますが、局長の見解、伺います。

友田道路局長:段階的に上がるっていうことであるというところで50億円の想定の中で、台形という先生のお話だと思います。それで、これから私どもの想定で考えたときは、28年度にピークを迎えて事業費を増加させていくということでございますが、架け替え、長寿命化の問題につきましては、これは長期的に長寿命化していくことでトータルコストを落としていくという考え方で、長期的にはある段階からは縮減されるという想定となってございます。

古谷議員:つまり、4年後の2016年から橋梁の維持管理費用が年間74億円以上かかっていくと、ずっと計上し続けるということです。それが長期にわたって続けられていくというのが実態だというふうに思います。
そして、直近の4年後には今回の予算案の2倍近い予算が必要だというふうに試算されているんですが、どうやってその予算を捻出し続けていくつもりなのか、伺います。

友田道路局長:こちらは長寿命化対策の事業費、こちらはある試算の中でだした数字でございまして、実際事業やるにあたりましては当然コストの縮減等を図りながら事業をやるということは当然でございますが、さらに予算確保に向けて国費の導入を積極的に進めるなど、予算の確保に努めていきたいというふうに考えてございます。

古谷議員:優先順位もあると思うんですが、国費が入らなければ後回しにするということはないでしょうか。局長の見解、伺います。

友田道路局長:後回しにするしないということではなく、しっかり国費につきましては確保するように努めていくということでございます。

古谷議員:適切に平準化していかなければ後年度負担が大きくなると考えますが、局長の見解、伺います。

友田道路局長:当然、長寿命化の考え方はなるべく平準させるという考え方がベースでございますが、その考え方に従って計画をたてている、この長寿命化計画というものが出来上がってございます。
古谷議員:しっかり予算確保していただきたいと思います。

 

ばく大な橋の維持管理費用を考えれば高速道路の予算は捻出できない

橋の維持管理費用について、少なくとも4年後には予算規模が倍になるわけですからそれに伴い、人員体制の強化が必要になると思いますが、副市長の見解、伺います。

鈴木伸哉副市長:公共施設の老朽化につきましては全市的な課題でもございますので、業務の効率化をいっそう進めるなど適切に対応してまいります。

古谷議員:橋の維持管理費用で50年で3700億円、年間で74億円、さらに耐震化補強予算が必要になります。しかし、これは橋だけの話であります。その上、トンネル、道路等にもそれぞれ維持管理・長寿命化・耐震化の費用が必要となります。今後50年でいったいどれだけの予算が必要だと試算されているのか、それぞれ伺います。

友田道路局長:橋の長寿命化につきましては50年という試算の中で3700という数字を算定させていただいておりますが、一般橋梁の耐震補強、これから計画をたてる、それからトンネル補修についても現在計画をたてているという状況でございまして、そういったものの事業費はさらに増えてくるというふうに考えてございます。

古谷議員:試算されていないということですが、そもそも橋で導入されているような維持管理の長期的な計画、アセットマネージメントであるとか長寿命化修繕計画をトンネルや道路でも策定すべきだと思いますが、局長に見解を伺います。

友田道路局長:トンネルにつきましてはただ今答弁申し上げたとおり、長寿命化的な考え方でいま保全の計画をつくっているところでございます。

古谷議員:将来を見通した長期的な観点の計画が策定されていないという現状で、策定されていないということは、道路やトンネルなどの維持管理がこれからどれくらいお金がかかるのか分からないという状況です。そんな中で、新たな巨大インフラである横浜環状道路を作っていくということは、将来の横浜の子どもたちに対して、あまりにも無責任だと思いますが、見解、伺います。

友田道路局長:横浜環状道路を始めとする高速道路、また一般幹線道路でございますが、本市の骨格的な道路整備は横浜の経済の成長や災害対策という視点からも必要不可欠であると考えてございます。そのため、着実に進めていかなければならないものであると考えてございます。また、厳しい財政状況の中ではありますが、当然維持管理も整備とともに、真に必要な事業をしっかり通していくということが重要だと考えてございます。

古谷議員:局長、国土交通省が設置した道路構造物の今後の管理・更新のあり方に対する検討委員会という文書があります。その中に道路管理についての反省と課題という文章があります。その中に、「これまで新規の道路構造物の建設に力点をおいて進めてきたわが国であるが、この貴重な社会資本を次世代に継承するための適切な維持管理を怠ると、これまでの努力が灰塵に帰すことを認識する必要がある。さらに、点検、診断、補修などを含む道路管理業務全般に対して、妥当な対価が支払われてこなかった面があり、そのために高い社会的評価が十分に得られていないという問題もある」と、こう指摘されています。局長の見解、伺います。

友田道路局長:当然、道路施設の維持管理というものの重要性はそちらに書いてあるとおりだという具合に認識しているところでございます。

古谷議員:改めて、我が団としては公共事業のあり方自身を見直していかなければ予算は捻出できないというふうに主張しておきます。

 

末吉橋の架け替えは地元の意見をしっかり聞いて

次に、重要橋梁である鶴見区の末吉橋の架け替え事業について、伺います。
この橋は、日頃よりたくさんのご意見が寄せられる橋であります。そこで、新年度で基本設計ができた時点で住民説明会などを開いて、実際に橋を使う利用者の声や、あるいは地元の方々の意見をしっかりときいて、それを詳細設計に反映させる必要があると考えますが、局長の見解、伺います。

友田道路局長:末吉橋につきましては、市境ということで、川崎市や川の管理者である国と協議を進めながら予備設計を進めていくということになりますが、設計を進めていく中で地元の説明会を開催してその中でご意見を伺うということも考えて参ります。

古谷議員:ぜひ、地元のみなさんの意見をしっかりと取り入れてほしいと要望しておきます。

 

前倒ししてでも道路照明のLED化を進めよ

続いて、道路照明のLED化について伺います。
今回LED化したのはたった7%です、道路局所管の全照明の中で。いま、地方自治体レベルでも、自然エネルギーの開発や省エネの取り組みが進んでいます。特に本市は「環境未来都市」を宣言し、来年にはIPCCを開催する横浜市として、計画を前倒しをしてでもLED化を進めるべきと考えますが、局長、伺います。

友田道路局長:道路の街路灯のLED化につきましては、街路灯自体のLED化を、現実的な問題が一般の家庭の電球に比べて遅れているということがありまして、取り組みが遅れてきているところでございます。このたび標準化がされたということで本年度から積極的に私どもとしてはLED化を進めていきたいということでございます。

古谷議員:来年の春にはIPCCの参加者が道路を見るわけです。ですから、恥ずかしくない状態をぜひ作っていただきたいと思うんですが、鈴木副市長、伺います。

鈴木伸哉副市長:横浜市では、これまで温暖化対策はもちろんのこと、ごみ問題、生物多様性など様々な環境施策を積極的に展開し、環境問題と経済成長が両立する持続可能な都市づくりに取り組んできたところでございます。これからもそれぞれの区局がこの思いを胸に、しっかりと対応していくということが重要でございます。その中での道路照明灯の問題でございますけれども、環境問題に積極的に取り組む環境未来都市横浜をアピールできるよう、照明ポールの建て替えや新設に合わせてLED化をしていくということを基本にしながら、環境が整ってきたというところもございますので、積極的に対応を図ってまいります。

古谷議員:ぜひ、前倒しをしてでもLED化、進めていただきたいというふうに要望して、質問を終えます。


2013-02-28 | 2013年の議会活動議会活動道路・交通

平成22年度決算特別委員会 決算第一特別委員会局別審査(道路局関係)

(2011.10.4)

動画はこちら  

 

費用対効果の面からも都市計画道路・岸谷線建設計画は中止を

古谷議員:日本共産党の古谷靖彦でございます。党を代表して質問いたします。どうぞよろしくお願いします。時間がありませんで、端的にお聞きします。
鶴見区の都市計画道路・岸谷線について伺います。この計画は50年以上たった今、見直しが行われたわけですが、その見直しの概要と今後の事業の見通し、その必要性について、伺います。

友田道路局長:これまでに住民のみなさんからいただきました要望事項を踏まえまして、大型車が通行しないよう、主に乗用車、小型車の通行に対応した道路構造とすることや、設計にあたりましては騒音対策など沿道の環境に十分に配慮しながら、検討を進めることとしてございます。現在、周辺道路との接続や、交差点の形状等の課題を整理しており、今後関係機関との協議が整い次第、都市計画決定の手続きに入りたいと思います。
また、必要性についてでございますが、この道路につきましては鶴見区におきます大きな課題でございます鉄道による地域分断の解消や踏切事故対策、それから防災性の向上などに資する路線として必要性が高いということで考えてございます。

古谷議員:町会ぐるみで反対しているともきいていますが、いったいどなたがこの道路を必要だといっていますか。

友田道路局長:最終的には、いろんな計画の手続きの中でそういった合意形成の問題も整理していきたいと考えてございます。

古谷議員:地域からこの道路が必要だと、作ってほしいという陳情などは最近出ていますか。

友田道路局長:説明会の場で、そのようなご意見を出された方はいらっしゃいます。

古谷議員:陳情は出ていますか。

友田道路局長:関係団体の方から陳情というものを過去いただいたことがございます。

古谷議員:最近では出ていないということだと思うんですが。
岸谷線について、これまでに土地の取得費、金利合わせてどのくらい支出していますか。また、事業予算全体はいくらになりますか、伺います。

小山計画調整部長:これまでに約4000平方メートル用地を取得してございまして、取得費につきましては約27億円でございます。また、金利負担につきましては約7600万円でございます。また、事業についてございますが、現時点では算出してございません。

古谷議員:この計画によって立ち退きを迫られる住民は、どの位の世帯ですか?

小山計画調整部長:見直し前の現在の計画でございますけれども、約130軒程度でございます。今後、岸谷線の変更案がまとまった段階で、改めて算出していきたいと思っとります。

古谷議員:すでに28億円も使って、地元では町内会あげて反対運動が起こっています。また、130世帯もの方々を立ち退かせる無謀な計画だと考えます。これだけの費用をかけてもどれだけの効果が得られるのか、費用対効果の面からみて再検討すべきだと考えますが、この計画が費用に見合う効果がでるのか、再度局長に伺います。

友田道路局長:先ほどご説明しましたとおりで、鉄道による地域分断の解消、踏切事故対策という観点に比べまして、現在いろいろ話題になってございます災害時の避難緊急輸送路を担うなど、費用対効果だけで語れない地域の防災性の観点からも必要な路線ということで考えてございます。

古谷議員:少し視点を変えて、本市の高速道路整備への出資金において、市債がどの位増えているか、過去3年でお願いします。

友田道路局長:過去3年の高速道路等整備の用地関連事業債の発行状況でございますが、平成20年度で約17億、平成21年度で約18億、平成22年度で約24億という形になってございます。

古谷議員:投入されている市債が増え続けていると現状があるわけですが、より費用対効果を厳密に精査しないといけないというものだと考えます。それでもどうしてもぜひこのまま進めたいということであれば、住民説明会はなぜ行わないのでしょうか。最近では、いつ住民説明会を行っていますか。

友田道路局長:最近ですと、平成21年11月の26、27日に岸谷線の検討状況および今後の予定につきまして、説明会を開催しております。その他に、岸谷線の沿道の住民の方との面談なんかは23年度にも行っている状況でございます。今後につきましては、これまでの検討状況などについて説明会を開催する予定でございます。課題を整理し、見直しの方向性ができ次第、説明していきたいというふうに考えてございます。

古谷議員:再度、新しい道路局長として着任されたわけですから、ぜひ住民の方に考えを述べるべきだと考えますが、ぜひよろしくお願いいたします。
いま、沿線の住民もたくさんいま増えていて、岸谷線の計画自体を知らない住民がたくさん増えています。そんな中で、必要性の観点からも、いま費用対効果の面からも、財政規律の面からも、どこからみても、とめるべき、やめるべき事業であるとあらためて感じます。結論を出さずにいる今の状態でも、金利の負担はどんどんかさんでいます。その一方で、震災対策などで必要性が増している私道対策などの市民対策に密着した事業費を、これは減少していると聞いています。
いうまでもなく、税金は市民のために使うものだと考えます。市民生活に密着した生活道路予算を削っておいて、無駄な道路建設優先させるようなお金の使い方は税金の使い方としては間違っていると、税金の使い方変えるべきだと申し上げて、質問を終えたいと思います。


2011-10-04 | 2011年の議会活動議会活動道路・交通都市計画道路岸谷線計画

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